写真は楽しい。縦Iライン

私は、風景の中に「デザイン」が入っている写真が好きだ。

「デザイン」と「構図」は同じようで・・少し違う。「構図」は写真の全体像を決める役割があり・・「デザイン」は写真の中にある造形である。「造形」は、見ている人の視線を集める役割や、動きや変化を生み出す役割がある。特に写真の授業を受けた訳ではないので・・あくまでも経験上の私見であるが・・(汗)

今回は「縦 Iライン」が構成する写真を研究してみたい。

 
談山神社、竹林のもみじの紅葉
竹の縦のラインと紅葉の横の広がりが美しい。デザイン要素として竹の縦のIラインと・・モミジの広がりがある。異質な二つのデザインが同居しているのが楽しい。

 

宇陀・安田の里の朝
逆光で黒い杉の木が並び・・その間から稲佐山の朝日が見える。薄い霧に包まれた安田の里の美しい朝である。デザイン要素は、黒い杉の木の Iラインと・・山並みの左右の斜めのラインが交差して面白い。手前の杉の木から覗き見るような構図(デザイン)が・・興味を掻き立てる。

「デザイン」と「構図」は一緒かな・・(笑)  無理して分けることも無いですね。

 

 

山の辺の道・柳本
南天の赤い実が・・暗い竹藪を華やかに彩っていた。デザイン要素として、真っすぐに伸びる竹・・南天の丸い赤い実・・南天の葉などがある。南天だけの写真と比較して、竹の真っすぐなラインが印象に残る。竹が持つ緊張感の中にある・・南天の赤い実の存在感が強くなり・・写真のバランスを取ってくれている。

写真は楽しいですね。

 

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