冬の土づくり(有機資材-3)
無肥料栽培の有機資材を使った「土づくり」をしています。畑の畝は、2パターンあり、「高畝」と「平畝」です。全てを「高畝」で栽培したいのですが・・「高畝」は土を高く盛ってから、その上に丸太などの大きな有機資材を置きます。周辺に、木チップ・籾殻・枯れ木など多く載せます。一度載せたら、不耕起で、苗を植える時には穴を掘って土を出してから、そこに定植します。したがって、あまり多く植えられません。野菜は・・ナス・ブロッコリー・ピーマン・トマトなど
もう一つは、「平畝」です。土づくりは・・同じ有機資材を使いますが、「平畝」は有機資材の量を少なくして、畝の上部(10cm)を攪拌して土と混ぜます。こうすることで多くの野菜(種まき)が栽培できます。例えば、玉ねぎ・ニンニク・ほうれん草・ダイコン・カブ・青梗菜・トーモロコシなど・・
今回は「平畝」の土づくりを・・使用する有機資材は木チップ・籾殻・腐葉土・燻炭などです。投入量は畝の上が薄く被る程度です。平畝の土づくりは、毎年行いますが、高畝は一度やったら基本やりません。
まず最初は・・ 昨日、裁断した雑草(セイダカアワダチソウ)を撒きます。(順番はどうでも良いです)
籾殻や燻炭を撒きます。量は蓑(ミノ)一杯分くらい。
腐葉土・木チップを撒き、最後に牡蠣殻石灰を撒いたら終了!
耕運機で軽く攪拌して畝土と混合する。その後、レーキで均す。
最後、黒マルチ(湿度を保つ)を敷く。湿度があると糸状菌が繁殖し易い。
このまま4月中旬まで置きます。この間で・・畝の土の中で有機資材の分解が始まり、土壌菌(糸状菌)が活発に活動をします。土の中に糸状菌の菌糸が広がり、野菜の根と繋がると・・成長が一気に始まります。平畝の「土づくり」は、毎年繰り返しやるので・・年々土壌菌が増えて行きます。
この畝で、4月後半から「インゲン豆」を栽培します。この畝で「インゲン豆」は3年連続の連作です。