稲刈り夫婦

大和の里の宇陀地方は棚田が多い。棚田の稲刈りは、狭い田んぼが多いので機械が入らない。昔からの手刈りだから重労働である。稲の乾燥も「はさかけ」の天日乾燥が多い。棚田に並ぶ「はさかけ」は、昔からある日本の農村風景である。

 

「ひこばい」とは、稲刈りが終わった田で、切り株から新しく出た新芽を「ひこばい」と言う。緑の「ひこばい」が整列して並ぶ景色も、晩秋の好きな景色の一つである。