「蓮のサーフィン」　　蓮の葉の中でカエルが遊んでいた。まるでボートに乗ってサーフィンでもやっているみたいだ。

大和の小さな住人たち

大和に住む虫や野花を・・パロディ風に編成してみた。

雑草の中にも小さな住人の世界がある。カエルやバッタや蜻蛉、名も無い野花や野草、水玉など・・普段、草むらに踏み込んでも気にしない。そんな小さな住人の世界をカエルの目線で見てみよう。小さな世界も楽しいことがたくさんあり、そして思いがけない発見がありそうだ。

「微笑みの土筆」　　春になると「土筆」がたくさん出る。人間は・・「土筆」に表情があるのを・・知らない。「微笑みの土筆」・・私を見つけると幸福になることを人間に教えてやりたい。

「春の野花」　　私の名前は「ヤワゲフウロ」、外国からやって来た。小さな世界は苛めもなく、仲間外れもなく仲良く暮らしている。

「水を飲む虫（ミナミヒメヒラタアブ）」　　虫だって水を飲む・・ハルシオンの花の水玉・・自然が作る天然水である。人間が飲む水道水より美味しい！

「タンポポ綿毛」　　

春はタンポポが咲く。花が咲き終わると綿毛の毬が出来る。そして風が吹くまで待つ・・ゆっくりと。

なぜ人間は忙しそうにバタバタするのか・・解らない。

「旅立ち」　　春風に乗って旅立つ・・行き先は風に任せる。ついた場所で生きる。話は変わるが・・最近、ひ弱な人間が多すぎないか？　
子離れできない親、親離れできない子供たち・・人間たちに提言する！　自然に学んでシンプルに生きよう。

「雨蛙・青蛙」　　桜が咲く頃、蕗の葉が広がる頃に外に出た。俺の特技は天気を予測できること。雨が降る前に”ケロケロ（帰ろ・帰ろ）”と泣いて・・小さな世界の仲間に危険を知らせている。

「かまきり」　　小さな世界の中で「暴れん坊のイケメン」で有名である。目が大きく鼻筋が通ったシャープな顔のイケメンだ！　手足も長い。容姿は良いのだが、時々暴れるので困っている。

「がんばれカマキリ」　　お父さんのように逞しく生きて欲しい。だけど・・暴れん坊のお父さんには・・似ないで欲しい。

　
「食事中です」　　ハチが美味しそうに食事をしています。円形テーブルだから・・中華料理ですかね。

「水玉サッカー」　　　小さな世界で「水玉サッカー」が流行っている。ハルシオンチームは、流れるようなパスと、へデングシュートが得意である。

　
「蜘蛛巣ハンモッグ」　　稲の葉に蜘蛛巣のハンモッグが出来た。その上で休んでいるのはクモ君である。朝露の水玉がキラキラ光っている。人間が泊まる高級ホテルより、「ずーとこちらのほうが気持ちが良い」と言っている。

「ネットワーク」　　人間の世界ではインタネットで世界が繋がっているらしい。小さな世界でも蜘蛛巣ネットワークがある。用事があったら蜘蛛巣ネットをトントンと叩くと仲間にすぐに繋がり連絡が出来る。　

「宇宙戦争」　　暗黒の宇宙からもの凄い数のUFが・・地球に攻めて来た。
ウクライナやガサで戦争をしている場合ではない！　
各国が協力して・・地球外勢力に立ち向かわないと・・
地球が滅亡してしまう。

「蓮舟に乗って」　　小さな住人の世界では、蓮舟に乗って遊ぶのが流行っている。ここで練習して、池や川に漕ぎ出すのが夢である（カエルの夢）　

「がんばるカエル」　　舟遊びが流行っているが、ハス舟が転覆した時に、脱出する訓練を、日ごろからやっている。

「かたつむり」
「でんでん虫」には気を付けよう！　片目を瞑るウインクが得意だから・・これに騙されてデートをした虫がいたらしい。この得意技から、最近は「でんでん虫」とは呼ばず「かたつむり」と呼ぶ仲間が増えた。
　

「幸せな虫」　　「でんでん虫」ほど幸せな虫はいない。だって毎日、奇麗な花の上で遊べるから・・

「青い夏草」　　
ツユクサは可愛い姿をしている。小さい世界の中でも人気の花だ。青い帽子に黄色いネックレス・・おしゃれな花だ！

「赤とんぼ（ショウジョウトンボ）」　　夏の終わりの頃、やってくる転校生だ！　赤いジャケットを着ている。きっと都会から来たいやな奴に違いない。仲間に誘ってもすぐに飛んで行ってしまう。

「てんとう虫が転倒」　　　
「てんとう虫が転倒した」って笑った人間がいたが・・転倒したのではなく・・花についた水を下から飲んでいるだけだ。
　

「蝶々の配達人」　　小さな住人の世界では、手紙や荷物の配達は「蝶々」が請け負っている。配達料金は、花の蜜1回/1ｇである。

「バッタの花見」　　小さい世界の住人も花見をする。　このバッタさんを見て欲しい。かぶりついて花見をしている。小さな世界でも「花見をしている」という証拠写真である。

「霜の花」　　秋も終わり・・霜の季節になった。　「霜の花も奇麗だよ！」って聞いたことはあるが・・穴から出て見る勇気はない（青蛙の声）

「霜化粧」　　　小さな世界の住人は穴の中へ・・土の中へとみんな帰って行った。また来年の春に会いましょう（青蛙より）