「石上 布留の神杉 神さぶる 恋をも我は さらにするかも・・」 万葉集に詠まれたように、うっそうとした杉木立の森に鎮まる石上神宮は「日本書紀」に唯一「神宮」の名が記された日本最古の神宮である。
主祭神は神武天皇東征の際に功績があった霊剣が納められたのが始まりで、以降、数々の霊剣が納められ、朝廷の武器庫としての役割を担っていた。石上神宮には多くの秘宝が残されており、中でも国宝に指定された「七支刀(ななつさやのたち)」が有名である。
石上神宮は、古くから健康長寿、徐災招福の守護神として信仰されて・・今でも多くの参拝者が後を絶たない。