大和の春

穴師・檜原神社

景行天皇稜から南に約600ｍ行くと穴師に着く、穴師には、相撲発祥の地の相撲神社や穴師坐兵主神社がある。この地域はミカンが栽培されており、春になるとミカンの花の甘い香りが・・山の辺の道に漂っている。この周辺の小高い山に登ると大和三山がよく見え、私の好きな場所の一つである。

穴師から約1ｋｍ南へ行くと「檜原神社」へ着く。

「檜原神社」周辺は、春には桜の花、梅の花、菜の花、桃の花などが咲き、三輪山や二上山と一緒に撮影できる、カメラマンに人気のスポットである。

「猫柳と梅の花」

「ネコヤナギ」

「春雪乱舞」　　3月初旬、井寺池の梅の花を撮影していたら雪が降り出した。珍しい春の雪である。紅白の梅の花と雪の乱舞・・お気に入りの1枚である。

「桜と大和三山」　　常善寺の境内から桜と大和三山を撮った。手前に箸墓古墳も入っている。

「三輪の春」　　三輪山の麓に檜原神社がある。そこから500ｍ西に下ると井寺池がある。春には池の周りの桜や菜の花が咲く。日の出前は風もなく池の水面に三輪山が奇麗に映っている。大好きな景色である。

「巻向川の春」　　万葉集にも出てくる巻向川の桜が咲いた。雨上がりの靄が良い雰囲気を作ってくれた。

　”巻向の　穴師の川ゆ　行く水の　絶ゆることなく　またかへり見む” 　
（巻向山の穴師川から流れる水は絶えることがない。私も絶えることなくやって来て穴師川を眺めよう）

「白梅と大和三山」　　穴師の小高い丘から大和三山を撮る。梅林を手前に配置する。大和三山も程よく浮き上がっている。朝陽が梅林を照らすと白梅が輝き始めた。早朝から山を登った苦労が報われた瞬間である。

「井寺池の桜」　　雨上がりの霧が三輪山の麓に流れている。井寺池の満開の桜が奇麗だ。明るい日差しの桜より・・しっとりした桜のほうが魅力的に見える。

「鳥居と夕日」　　
檜原神社の鳥居の先に二上山が見える。二上山の真ん中に夕日が沈む日は春と秋の二回ある。曇りや雨の日は夕日が見れないので、こうした写真の撮れる日は数年に1回しかない。こんな日はカメラマンが檜原神社に集まり夕日が沈むのを待つ・・苦労して撮った一枚である。

「若苗を優しく」　　苗代で育てた若苗を田植えの場所に運んでいる。あかちゃんを優しく抱くように、無事に育って欲しいと願いながら・・
遠くに二上山が見える・・大和の田園風景である。

「大和平野の雲海」　　大和の青垣の麓に・・雲海が衣を引くように浮かんでいた。右側から二上山、葛城山、金剛山、手前に耳成山、畝傍山、右手前は卑弥呼の墓と言われている箸墓古墳。「ここが邪馬台国だ！」と、この風景を見ると納得できる。

「穴師坐兵主神社の紅葉」　　　

「ミカン山から大和三山」　　ミカン山に登ってみた。大和三山が霞の海に浮かんでいた。この三つの山の真ん中に藤原京があった。「日本」の国名を初めて使ったのがこの藤原京からだった。

「天使の梯子」　　　大和三山に光芒が降りていた。この光を「天使の梯子」と呼ばれ、天から天使が降りてくるといわれている。卑弥呼なのか、大津皇子なのか、崇神天皇なのか、ぜひ、会ってみたい。

「町ほたる」　　
穴師の丘から大和平野の夜景を撮る。町の灯りが・・赤、ピンク、緑、青、黄、白色など・・いろんな蛍が飛んでいる・・そんな錯覚をした。（多重撮影）

山の辺遊歩