西吉野の春

五條市西吉野町の川岸、鹿場や吉野郡下市町の西山地区では、ケイオウザクラ、サンシュユ、ハナモモなどが切り花用に栽培されています。毎年、３月下旬頃にサンシュユに次いでケイオウザクラが見頃を迎え、集落の周辺は柔らかい黄色とピンクの色彩に包まれます。

観光地ではないが、写真愛好家の間では、通称「桃源郷」と呼ばれて親しまれています。集落の中は道路も非常に狭いので、住民の方に迷惑をかけないマナーが必要です。

　
「霧の中にサンシュユ」　　主役のサンシュユを引き立てるように・・霧が湧き上がる。
　

「黄色い花の家」　　サンシュユに囲まれた家・・この中で目覚めを迎えたい・・そんな気持ちにさせられる。

「黄色い波しぶき」　　海岸に黄色い波が押し寄せる・・そんなイメージが湧いてくる。

　
「桃源郷に日輪が・・」　　サンシュユとケイオウサクラを割るように日輪の輪が架かった。これから何かが起こりそうな・・心が騒ぐ・・
　

　
「三色の春」　　さんしゅゆの黄色、桃の花のピンク色、桜の薄ピンク色の三色が揃う。それを割るように三本の杉の木がリズムを作ってくれた。
　

　
「桃源郷に霧が湧く」　　雨上がりの朝・・桃源郷の山裾に霧が流れた。待っていた光景が目の前に広がる・・至福の時間でした。
　

西吉野の春は・・清らかな川の瀬音や野鳥の鳴く声を聴きながら・・足元の小道の周りには春の花が咲き乱れています。大きなしだれ桜が迎えてくれます。色とりどりの花の中を歩くと・・夢心地の幸せの気持ちになります。

　
「栃原のしだれ桜」　　大きな大きな「しだれ桜」・・母の懐に抱かれているような・・そんな懐かしい雰囲気を持った桜でした。
　

　
「白い倉のさくら」　　大きなしだれ桜と白い倉が対照的で美しい。この構図で、背景に霧に漂う桜を撮ってみたい。
　

　
「花の民家」　　桃源郷の民家・・花を見る、花を育てる生活は・・きっと豊かな心を育てるだろう。
　

山の辺遊歩