ダイコンの垂直栽培

ダイコンの育て方はそんなに難しくはない。普通に種を撒き、適時追肥をやれば、普通に収穫できる。今、畑では、「無肥料・無農薬栽培」に挑戦中である。わざわざ簡単に作れるダイコンを難しくして栽培している。（笑）　参考にしているのは、「菌ちゃん農法」と「道法スタイルの垂直栽培」である。

「菌ちゃん農法」は、肥料を使わずに、木材チップ・枯れ木・枯れ葉・籾殻などの野山で捨てられている有機物を利用して、土壌菌を増やして、その力を借りて栽培する農法である。3年前から取り組んでいる。しかし・・まだ道半ばであるが、そこそこ出来ている。

「垂直栽培」とは、文字通り野菜の枝や葉をすべて垂直方向に誘引する栽培法で、こうすることで、植物が本来持っているホルモンの働きを最大限に生かすと、肥料も農薬も使わず、美味しい野菜が作れる夢のような栽培方法である。

この写真は、公園の切り株から新枝が1年間にこれだけ伸びた柿の木である。植物は、手をかけずにほって置いたら・・「真っすぐに垂直に伸びて行く」・・「決して横には伸びて行かない」　これが植物の本来持つ能力であろう。道法さんの理論は正しいと思う。

「ダイコンの垂直栽培」をやって見た。ダイコンの間引きが終わった頃から、葉を上に伸ばせるように支柱で支えている。成長に伴ってバーの高さを上げて行く。

　
栽培途中で、「発酵ボカシ（米ぬか・燻炭・鶏糞）」を畝間に少し置いた。

結構良い形のダイコンが収穫できた。垂直栽培は効果があるように思う。ただし、畝の土は菌ちゃん農法の有機物の効果で土壌菌は増えているので・・どちらの効果かは判らないが・・「野菜を垂直に伸ばす栽培」はこれからも試して行きたい。