写真は楽しい。デザイン
風景写真を撮っているが・・何気ない構図の中に「デザイン」が含まれていることに気づく。心地よい写真には「デザイン」が重要な要素になっていると思う。風景の中にある・・道路や川や棚田の直線や曲線をどこに配置するかで・・撮影者の個性が現れる。
私は、「写真はデザイン」この言葉が好きである。風景写真の中にある「デザイン」を・・撮り貯めた写真の中から選んでみた。
今回は「曲線」のデザインを持つ写真を・・研究してみたい。
山の辺の道・柳本
昨日投稿した「蜘蛛の巣アート」・・蜘蛛の巣を横から撮影する。前後の露玉が朝陽で光る。デザイン要素としては・・蜘蛛の巣のU字の曲線と丸い光で構成している。
明日香村の棚田風景。
S字曲線の棚田が構図の中心・・三つ稲倉(ススキ)を三角に配置した。デザイン要素は・・曲線と三角形の二つが含まれている。三つのススキが重ならないように撮影位置を移動して撮影した。背景について、全体の1/3の大きさにした。これより大きいと間延びする。少ないと窮屈になる。
宇陀・安田の朝の棚田。
朝陽が当たる棚田の曲線が美しい。棚田の黒い影が緊張感を作っている・デザイン要素は曲線の斜めのラインと黒い影の二つで構成している。棚田の藁ボッチが楽しさを演出している。
天理・福住の田んぼ。
小さな小川のS字が美しい。西日による畔の影や藁ボッチの影が面白い。
デザイン要素は小川の曲線と畔の直線の二つがある。
四つの風景写真には・・デザインの要素が二つ以上含まれていた。また、そのデザインも「配置する場所」や「形」も撮影する場所で変化する。それは撮影者の個性で・・何が正しいのか正解はない。
次回も、さらに研究を進めて行きたい。
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