冬の土づくり(有機物の準備 1 )
今の畑は・・冬野菜の収穫が主で、その他の仕事は・・「土づくり」です。
無肥料・無農薬の「土づくり」は・・土に「有機物」を混ぜることで、それを分解するために土壌菌(糸状菌)が増えます。糸状菌が増えると土の中に菌糸のネットワークが広がります。野菜の根と菌糸が繋がると・・土の栄養素(窒素・リン酸・カリ)が野菜に取り込まれ成長のエネルギーになります。有機物で育った野菜は・・化成肥料で育つ野菜に比べて時間はかかるが・・美味しくて元気な野菜が出来ます。
「有機物資材」とは・・枯れ木・籾殻・木材チップ・枯れ葉・雑草(セイダカアワダチソウ)など・・分解しにくい固い資材です。
「籾殻(もみがら)」
籾殻は知り合いの農家から頂いています。出来るだけ1年前の雨に当たっている籾殻が良いです。(糸状菌が付いて分解が始まっているから・・)
籾殻が固まっているものがあったら、そこは糸状菌がもみ殻の分解を始めている証拠です。出来るだけ古い籾殻が良いです。
「木材チップ」
木材チップは・・市が街路樹の剪定で出る木を裁断して無料で提供している。だだし街路樹は常緑樹が多いから分解しにくいので・・半年以上・・出来れば1年以上保管してから使用する。
左側は、昨日運んだ新しいチップで、右側は半年経った木材チップ。半年たつと糸状菌がチップの分解を始めています。(白い菌糸が見えたら・・それが糸状菌です)
「枯れ木」
枯れ木は近くの山から集めて置きます。すでに糸状菌がついている枯れ木を探します。
「セイダカアワダチソウ」
農作放棄地の雑草(セイダカアワダチソウ)を集め・・裁断して保管します。
「枯葉」
枯れ葉は近くの山から集めます。1っは腐葉土作りに・・2っ目は「畑ウド」の被せ葉用に集めています。
次回も「有機物」について・・紹介します。