忘れられない一枚・「旅人の祈り」

この写真は・・忘れられない一枚です。

風景写真を撮り始めて・・地元のコンテストに・・ちらほら入賞するようになり・・少し自信もつき・・全国区のフォトコンテストに挑戦したい・・と思うようになりました。そんな浮きたつ気持ちの頃に・・ネットで日本旅行写真家協会主催の「全国公募フォトコンテスト」がある事を知りました。

この年は・・あの「東日本大震災」の年でした。2011年3月11日14時46分、これほどショックを受けた災害はありません。地震・津波・原発のメルトダウン・水素爆発・放射能漏れ拡がる・・・「日本が潰れる」「東北を助ける方法はないのか」「何とかしなくては・・」と誰もが必死でした。

後から考えたら「馬鹿なことをしたなー」と恥ずかしくなりましたが・・地元選出の「高市早苗」議員に・・昔、もらった名刺のアドレスにメールをしました。

「俺たちはいくらでも我慢するから・・関西の電気を東北に送ってやってくれ！　日本を助けてくれ！」　

もう少し冷静に考えたら良かったのですが・・（汗）

「そんなことは言われなくても解っている。西日本と東日本では電源周波数（ヘルス）が違っているから・・やりたくても出来ないの・・！」　

そんな風に思われただろうなー・・と思うと顔が赤くなりました。

一か月くらいは・・津波の映像や原発の事故を見続けて・・何もする気が起きない毎日が続き・・「このままでは、自分がおかしくなるのでは」・・多分、日本全体がそんな状態だったと思います。

高市早苗議員からメールが届きました。議員さんは、この一か月・・私たちには想像出来ないほどの忙しさであったと思います。

「日本の為に・・私が出来ることを・・命をかけて・・頑張ります。」

このような内容だったと記憶しています。

この時から・・「このままではいけない。普段の自分に戻ろう・・普段の生活に戻ろう・・」と思ったのは・・

徐々に・・普段の生活が戻り・・畑で夏野菜の準備をしている時！！　あのコンテストを思い出しました。「勇気を出して、応募してみよう。」　なにか「新しい事を始めよう・・」と思いました。

応募作品名　「旅人の祈り」　

長谷寺の本堂の仏様に・・旅人が祈っている姿を撮りました。旅路の安全祈願なのか？　家族の健康祈願なのか？　真っ赤に燃える祈りが印象的でした。

6月・・応募結果が届きました。何と・・「特選」でした。確か5名だけの入選だったと思います。

初めての「全国応募のコンテスト」の入選に・・驚きを通り越して・・涙が出ました。もちろん家族・友人・ブログ仲間などに喋りまくり・・しばらく絶好調でした。後で冷静に分析して思ったのですが・・当時の日本の雰囲気と・・「祈り」が作品の価値を高めたのではと思います。

あれから13年・・今、自由民主党は党首選挙が行われています。党首は次の総理大臣だから・・人気があるとか・・若いとかではなく・・「日本を引っ張っていける総理」を選んで欲しいです。「高市早苗議員」も立候補されるとの報道があります。ぜひ、頑張って欲しいです。「高市早苗議員」さんであれば・・新しい日本に導いてくれると・・信じて応援しています。

私の忘れられない一枚（旅人の祈り）は・・

13年前の・・「東日本大震災」・「全国公募フォトコンテスト」・「高市早苗議員に送ったメール」の三つの出来事が思い出されて・・忘れられません。