思い出の一枚・唐古の楼閣

 

10年前の・・思い出での一枚です。

ある組合主催の「フォトコンテスト」があった。

 

応募してから・・2か月ほど経って・・

「コンテスト事務局」から電話がかかって来た。

 

「審査の結果、貴方の作品が「最優秀賞」になりました」

「ただし、貴方の作品の天地を逆にしたら・・」

という条件付きでした。

 

すぐに・・”ピン”と来ました。

と言うのも・・「作品」を提出する前に・・

天地をどうするのか迷いました。

決めたのは「天地逆」の・・作品名「卑弥呼の夢」でした。

 

 

 

 

古(いにしえ)の大和・・

楼閣から・・「卑弥呼」が大和平野を眺めながら・・

千年後、2千年後の・・日本のことを思い・・

「日本人がみんな幸せに暮らせる国になって欲しい・・」

そんな卑弥呼の思いが・・

楼閣の空に・・渦巻く様に浮かぶ・・

 

・・・なんてことを妄想しながら・・

この作品を応募しました。

 

電話を貰って・・

直ぐに、考えを改めました。

やはり・・名誉と賞金は・・何物にも代えられません。

 

事務局の人に・・返事をしました。

「ご指摘の通りにします」

 

この写真が・・最終の作品「うたかたの春」です。 

唐古遺跡の池に楼閣が浮かび・・

その周りを花筏が渦巻くように浮かんでいる・・

過行く春を・・惜しむかのような風情でした。

 

 

 

 

 

ローカルな「フォトコンテスト」だから・・

こんなことも許されたのでしょう。

 

しかし・・今でも私は・・

「天地逆」の・・「卑弥呼の夢」の方が好きなんです。(笑)

10年前の思い出の一枚でした。

 

 

 

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1 Comment

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norireply
2024年8月10日 at 3:24 PM

僕も天地逆のほうが好きです

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