水捌けの良すぎる畑は・・NO2
水捌けの良い畑で・・「菌ちゃん農法」を学んでいます。
私の畑は・・丘の上にあり、水捌けは良いが、粘土質の山土で深く掘れません。

水捌けの良すぎる畑の弱点は・・畝の中が乾燥して「糸状菌」が増殖し難い事です。そのために「低い畝」にしていました。「菌ちゃん農法・通信講座」を学び・・「高い畝」は、糸状菌の菌糸の広がりが・・畝の土を「団粒構造」に変えて行くことが解りました。今は、全ての畝を「高畝」に変更するように作業しています。
「水捌けが良すぎる畑」で・・「高畝」でも糸状菌が育つために、いろいろ試した事を紹介します。
① 畝の高さは40-45cmです。(推奨は50-60cm)
山土で固く掘れないので、これ以上高く出来ない事もありますが、水はけが良すぎるので・・あまり高いと乾燥が進むので、この高さで(40cm)で良いと判断しています。

② 畝を「杉板」で囲う。
以前から土止めの目的でやっていますが、杉板に糸状菌が付き易く・・畝の上からだけでなく、横(杉板)からも糸状菌の菌糸が拡がる効果があると思います。

③ 通路に有機物を置いて・・畑全体の湿気を保つ。
水はけ(排水)が良すぎるため、畑の土が乾燥します。畝の中の土をシットリした湿気を持たせる為に、通路に有機物を敷いています。雨が降ると有機物が濡れて湿気を持ってくれます。もちろん排水していることを確認をしています。(有機物とは、木チップ・籾殻・枯れ葉・セイダカアワダチソウなど)

④ 数か月置いた通路の有機物を・・「高畝作り」の時に使う。
通路に置いた有機物は、数か月も経つと糸状菌がつきます。この糸状菌つきの有機物を・・「高畝」を作る時の有機物として使っています。

⑤ 高畝に「重石」を置く。
通路に有機物を置いても、畝の上に重石を置かないと、糸状菌が増えません。水捌けの良すぎる畑の高畝は、「重石が重要」・・30cm間隔くらいで重石を置きます。

有機物を通路に敷く効果として、他にも「通路に雑草が生えない」ことがあります。これは畑を管理する上で、たいへん助かっています。
水捌けの良すぎる畑の「高畝栽培」は・・夏野菜から始まりました。これから「夏野菜」がどう育って行くのか・・対策の効果があったのか・・ブログで報告をして行きます。
訪問を・・ありがとうございます。