稲刈り夫婦と構図

 

 

大和高原の方では稲刈りが始まり・・今年は豊作だと聞いています。

撮り貯めた・・稲刈りの写真をモデルに・・構図の勉強をしています。

 

この写真は・・ご夫婦の「稲架かけ」風景です。全体の構図は「対角線構図」です。ご夫婦が・・「黄金比構図」の交点の近くで作業しておられるので・・バランスの良い作品になりました。

 

 

「黄金比構図」とは・・画面を縦横3分割にすると、4つの交点が出来ます。この交点に主役を置くとバランスの良い写真が撮れます。昔から、版画や絵画などでも使われる構図で・・誰が見ても美しい構図だと言われています。

 

 

 

 

 

この写真は・・稲刈り作業風景です。ようやく最後の一筋を残して・・稲刈りが終わろうとしています。「3分割構図」で撮りました。稲の列はピッタリですが・・農夫の位置は・・もう少し左の交点の位置の方がいいなー。

 

  

刈り取られた稲束が・・下に向かって点在し・・竹竿や一筋残った稲が横向きに並び・・デザイン画のような風景でした。最後の一筋を・・「ビクトリーロード」と呼んでいます。

 

 

 

 

杉の木の間から・・稲刈り風景を撮りました。暗い木立を「額縁構図」に利用して・・稲刈り風景に視点が誘導されるように狙いましたが・・手前の木立が多すぎて・・散漫になったかな。

  

  

 

 

 

 

 

脱穀風景を・・「対角線構図」で撮りました。手前の田んぼを対角線の手前に配置して・・その先の脱穀作業に視線が行く様に撮りました。 

 

  

棚田の脱穀風景・・「曲がった畔のライン」や「稲架かけ」や「彼岸花」が・・里山の秋の風景を演出してくれました。

 

 

 

これは棚田の稲刈りの途中・・夫婦が休憩をしている場面を・・許可を得て撮影しました。

構図を調べましたが・・当てはまる構図がありません。このように構図にはまらない写真も・・被写体が良いと・・良い作品になりますね。

 

 

「おとうさん・・もう少しだね」

「かあさん・・腰が痛いと言っていたが・・大丈夫かい?」

「おとうさんこそ・・膝が・・」

「あまり永くは・・米作りは出来ないなー」

「息子が帰って来てくれたら・・」

「そうはいかないよー・・子供たちの将来があるから・・」

「そうだわね・・」

「まー出来るところまで・・がんばろう」

「はい」

 

こんな会話が聞こえてくるような・・ご夫婦の一休み風景でした。

 

 

 

 

「構図」の勉強をしています。「構図」を活かした風景写真も・・「構図」はないが「物語」が見える写真も良いですね。

 

昨年、この棚田と・・お夫婦に会いに行って来ましたが・・もう田んぼが放棄地になっていました。大和の棚田が・・どんどん消えています。寂しいですね。

 

 

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