菌ちゃん農法は「病気」が無くなる
家庭菜園を始めてから18年が経ちます。10年前から慣行農法の問題点(病気・害虫→農薬)にぶつかりました。慣行農法⇒有機農法⇒自然農法と・・悩みながら試行する中で・・辿り着いたのが「菌ちゃん農法」(吉田俊道)でした。この過程は・・「菌ちゃん農法への道-2」で紹介しています。
前の畑(慣行農法・有機農法)と・・今の「菌ちゃん農法」の畑と比べて・・大きく変わったことがあります。それは・・
① 野菜が美味しくなった。
有機物をエサに増えた「土壌菌」の働きなのか? 有機物が分解されて生まれた養分の働きなのか? 理由は良く解らないが・・野菜が「甘く」美味しくなり・・感動しています。

② 畑から「野菜の病気」が無くなりました。
以前の農法の畑には・・たくさんの「病気・害虫」が発生していました。「うどん粉病」「ナスビの半身萎凋病」「ニンニク春腐れ病」「玉ねぎべト病」「ニンニクさび病」「トマト尻腐れ病」など・・害虫では「アブラムシ」「ウリハムシ」「ダイコンシンクイ虫」など・・したがって「農薬・殺虫剤」も使っていました。
「菌ちゃん農法」を導入してから・・年々、畑に入れる「有機資材」が増えました。その反対に、「肥料」の使用が減りました。。下のグラフはイメージ図ですが・・「肥料」の使用量が減ると・・「病気」も「害虫」も減ってきました。

今、畑では「菌ちゃん農法」と「有機農法」の二つの農法で栽培しています。「菌ちゃん農法」は肥料を使いません。「有機農法」の野菜も・・有機資材を多く使い、肥料の使用は追肥が中心で、過去の使用量の30%程度です。
野菜の「病気」は・・肥料を使い続けたことが原因だったようです。病気にかからない野菜を作るには・・肥料を使わない農法か、使っても極力肥料の少ない農法が有効だと思います。

野菜も人間も同じですね。栄養過多の肥満児やサプリメントや栄養剤で食事の代わりをしている現代人は、病気にかかりやすく、病原菌に対して抵抗力が弱い身体になっていると思います。
自然由来の有機資材をエサにした土壌菌がたっぷりいる畑は・・健康で美味しく元気な野菜が育ちます。病原菌は無くなりませんが・・病原菌に負けない野菜を作ることは出来ます。

「菌ちゃん農法」を導入して、畑に有機資材をたっぷり入れ・・「肥料」に頼らない農法に変わったら、野菜の病気が無くなりました。害虫は少なくなりました。(害虫は人が捕獲して管理できるレベル) 「菌ちゃん農法」の完成度が高まれば・・害虫もいなくなると思います。

「菌ちゃん農法」の完成は・・まだまだ先です。夏野菜から「高畝」で栽培をスタートします。これからの畑や野菜の変化が楽しみです。
「山の辺の道」が・・爽やかな季節を迎えています。 ”ぶらっ” と歩きに来ませんか・・気持ちが良いですよ。「畑で・・待っています」