高温の夏・・糸状菌を育てる
今日は・・待機中の「秋冬野菜」の高畝について・・
「菌ちゃん農法」は・・畝の中の有機物を糸状菌が餌にして増え・・菌糸のネットワークが広り野菜が育つ。これが仕組みです。しかし異常気象の高温の夏では・・黒マルチの畝の中が70℃にも達し・・「菌糸のネットワーク」が拡がらない可能性が考えられ・・このままでは「糸状菌」が増えずに逆に減って行くのではと・・心配になります。
先日、黒マルチと白マルチの畝の中の温度を調べて見ました。
外気温度 36℃ 黒マルチの中 69℃ 白マルチの中 49℃ 黒と白マルチの差 -20℃
待機中の「秋冬野菜」の畝は「黒マルチ」を使っていましたが・・畝の高温対策として「白マルチ」を上からかけて遮光する事にしました。
今年の夏は・・野菜を育てる以上に・・畝の中の「糸状菌」を育てる事に重点を置きます。肥料を使わない「菌ちゃん農法」は・・畝の中の糸状菌が作る「菌糸のネットワーク」がベースに無いと成立しません。今回、異常気象の夏場の高温に対して・・畝の中の「糸状菌の活動を支援」する対策をやって行きます。
① 白マルチで遮光する。(畝の中の温度を-20℃下げる)
② 畝の「重石」の数を増やす。(毛細管現象の箇所を増やす)
③ 通路に「有機物」を厚めに置く。(畑全体で畝の乾燥を防ぐ)
いろいろ対策を進めて行きます。
訪問を・・ありがとうございます。