はじめに

15年前に、山の辺の道そばの土地を借り・・雑草と小竹の藪を切り開き、50坪の家庭菜園の畑を作った。当初は慣行農法で化成肥料と農薬の使用に、あまり疑問は持たなかった。始めた当初は野菜の出来も良く順調だったが、10年くらい過ぎたころから、野菜の出来にバラツキができ虫や病気の被害も増えた。その頃から、有機農法や自然栽培に関心が湧き、ネットや本で調べて試したが手ごたえはなかった。3年前に、炭素循環農法を知った。朽木や枯れ葉、籾殻、雑草を材料に土壌菌(キノコ菌)を増やし、「元気な野菜を作る農法」に辿りついた。「無肥料・無農薬でも美味しい野菜が出来る」夢のような農法である。まだ完全ではないが、この農法で元気な美味しい野菜が出来るようになって来た。まだまだ試行錯誤が続くが・・土の中の菌の世界を学びながら「健康で美味しい野菜」を求めて行きたい。