廃屋と紅葉

「廃屋と紅葉」を・・

なぜかここに来るとたまらない気持ちになる。朽ちた家屋と・対照的に奇麗な紅葉・・ちぐはぐな景色が悲しくもあり‥美しもある。

（妄想）
昔はここに住まいする人がいた。庭にもみじの木を植えた。きっと縁側から赤くなったもみじを見るのが好きな夫婦だったと思う。

何らかの原因で、夫婦は家を離れた。住む人のいなくなった家屋は・・時が経つとともに朽ちて行った。

しかし庭のもみじは・・年が経つほど大きく赤くなっていった。

今年も・・ここのもみじは赤かった。夫婦が帰るのを待っているかのように・・